アユタヤの夏の離宮 / Bang Pa-In : 訪問日 α、12Dec2009


Bang Pa-In離宮は、アユタヤ朝のプラサート・トーン王(1629-1656)によって、
チャオプラヤー川の東岸に建てられました。
そして、アユタヤの歴代王は、ここを夏の離宮として利用してきました。

バンコクからだと、アユタヤへ行く途中にあり、 アユタヤ遺跡とセットで見ると良いと思います。

但し、現在残っている建物は、ラーマ5世によって建てられたものです。
よって、この離宮は、チャクリ王朝時代の遺産に分類し、紹介します。

これは、Bang Pa-In離宮の
平面図です。

南側(右図の矢印)から入口を
入って行きます。


















入口を入って、まっすぐ進んで行くと、クメール遺跡で良く見る形の祠堂が
あります。

これは、Ho Haem Montien Devarajと呼ばれる建物で、
神王の金の祠堂と言う意味らしい。

アユタヤ朝のプラサート・トーン王は、
彼の治世にミニチュアの金のクメール様式の祠堂を発見し、
金の祠堂(プラサート・トーン)の王と呼ばれていました。

よって、この祠堂は、チャクリ朝のチュラロンコーン王(ラーマ5世)によって、
プラサート・トーン王に捧げる為に、建てられたものです。






そのHo Haem Montien Devarajの後に立っていた大木です。














更に、まっすぐ進んで行くと、
池の中にAisawan Dhiphya Asana Pavilonが見えて来ます。

ラーマ4世がバンコクの 王宮内に建てたArphorn Phimok Prasatを真似て、
ラーマ5世が建てたものです。

そして、この中には、ラーマ5世像が納められています。











この池を西岸に渡って、
Aisawan Dhiphya Asana Pavilonを見たところ。












西から、Aisawan Dhiphya Asana Pavilonを見たところ。













Bang Pa-In離宮の西側は、チャオプラヤー川が流れています。

これは、そのチャオプラヤー川に浮かぶRoyal Raftです。











そのRoyal Raftの内部です。

豪華そうな応接セットがあります。

王族の方々は、こういう椅子に座って涼をとられたのであろう。









Royal Raftに乗ってチャオプラヤー川の上流を眺めたところ。

右手が、Bang Pa-In離宮、左手は、チャオプラヤー川の中州です。

更にその西側にチャオプラヤー川の本流が流れています。









これは、Phra Thinang Phumisathian Residential Hallです。













これは、チュラロンコーン王(ラーマ5世)が建てた
見晴らし台のHo Withun Thasanaです。

西から見たところ。













庭には、象の形に剪定された木が植えられています。













中央の大木の向こうに、
Phra Thinang Wehart Chamrun Residential Hall
があります。











Phra Thinang Wehart Chamrun Residential Hallの前には、
龍の装飾が施されています。

この内部は、公開されていますが、写真撮影禁止でした。

中には、中国式の玉座や、黒檀の家具、陶磁器、金、銀の工芸品、等が
展示されています。

そして、この建物は2階建てですが、
人力で動かすエレベーターもありました。




来る途中に見た見晴らし台の
Ho Withun Thasanaから見た景色です。

北には、Phra Thinang Wehart Chamrun Residential Hallが
見えます。









これも、Ho Withun Thasanaから見た南側の景色です。













南東から見晴らし台のHo Withun Thasanaを見たところ。













Phra Thinang Phumisathian Residential Hallの東側には、
1887年に亡くなったSaovabhark Nariratana王女と、
3人の子供達を偲んで建てた碑があります。(右写真)

この近くには、1880年にBang Pa-Inへ行く途中、
チャオプラヤー川で船の沈没事故で
亡くなったSunandakumariratana女王の碑も建っています。












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